内視鏡手術

内視鏡手術

内視鏡手術(腹腔鏡・子宮鏡手術)をお考えの方へ

当院は総合病院としてチームで患者さまへの手術治療を提供しています。産婦人科医全員で患者さまの症状や診察所見に基づいて術前カンファレスを行い、最終的な手術法を計画しています。その際は院内で撮影するMRI画像検査を重要な情報としております。MRIの画像所見は院内の放射線科医とも協議しております。合併症のある患者さまにも内科医と相談して当院での手術を可能な限り受けるようにしております。
また手術中の麻酔は常勤麻酔医の管理で行っており、無用な心配を除外できるように努めております。術後の痛みも手術内容や希望に応じて硬膜外麻酔カテーテルを留置することや鎮痛剤投与で軽減が可能となっています。
摘出した標本はホルマリンに固定して病理検査(顕微鏡)に提出しています。その後、当院病理医によって最終確定診断(病理診断)されます。患者様には退院後に外来で結果をお伝えしています。

腹腔鏡手術のながれ

全身麻酔を行ってからお腹を消毒した後に、メスで術前に処置したお臍に約1cmの傷(臍が一番腹腔内に近い)をつけてカメラを挿入します。お腹の中に二酸化炭素を充満させて、お腹を膨らませて術野を確保します(お腹がペタンコだと手術操作が困難だから)。下腹部に手術操作を行う鉗子を入れるために「トロッカー (径5mm)」と呼ばれる筒を数ミリの小切開を加えて2~3本挿入します。いずれの傷後も大きく目立つことはありません。
手術は術者と助手がカメラで撮影する映像をテレビモニタで見ながら進めていきます。手術時間は術式によりますが1~2時間程度になることが多いです。輸血が必要になるような大出血が起こることは少ないです(出血の危険性があると考えられる場合は開腹術をお勧めしています)。

子宮鏡手術のながれ

入院時に診察を行い、手術で子宮鏡を挿入するために子宮口を広げる処置を行います(不要な場合もあります)。 内診台に乗ったような姿勢で子宮口からカメラを挿入し子宮内を観察し病変を切除します。痛みを伴う場合があるので当院では手術室で麻酔をかけて行っています。

手術から退院までのながれ

外来:1)診察、画像検査、細胞診など
     2)手術決定、術前検査(採血、X線、心電図、呼吸機能検査など)
   3)産婦人科医によりカンファレンスで術式最終決定  
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入院: 手術前日 最終診察、処置
    本人、家族への手術説明、同意書取得(外来で行う場合もあり)
    麻酔科医の説明など
    シャワー浴あり  

手術当日  朝から絶食、点滴あり
      腹腔鏡の場合は術野確保、安全のために浣腸あり
      家族、主治医と手術室へ移動し手術
     ※術中家族は「手術室前」「病室」どちらかで待機
     ※手術直後には主治医から家族に説明あり

当日手術後  輸液、鎮痛剤投与。心電図などモニタを装着し状態を監視。
                    必要により弾性ストッキングや間欠的下肢空気圧迫装置を装着(術後の血栓症の予防) 
                   ※子宮鏡は当日中に退院する場合があり

手術翌日  少しずつベッドからでてもらい、食事も開始
      手術翌日は清拭。シャワー浴は手術2日目から

退院日程  腹腔鏡の場合で卵巣の手術の場合は術後3,4日、子宮摘出が加わる場合は術後5-6日
      子宮鏡は手術当日または翌朝(症状によって前後あり)

退院後   腹腔鏡は退院後1,2週で、子宮鏡は数日(体調がよければ翌日)で職場復帰可能
      ※あくまで目安であり、無理は禁物(症状により前後)