ホスピスボランティア

ホスピスボランティア

ホスピスボランティア

安らぎを届けたい

ボランティアは医療スタッフではなく、
病院の外からやって来るごく普通のひとです。
お部屋に外からの風をお届けしたいと思っています。
季節のお話、たわいのないお話もよく交わします。
どうぞご遠慮なく、気軽にお声をかけてください。
見ず知らずだから、打ち解けて話せることもあります。
そのうちに心が通い合い、温かなつながりが生まれることもあります。
お話しなくても、おそばに寄り添います。
ほんのひとときでも、心休まる時間をお過ごしいただけますように……。
それが、ホスピスボランティアの祈りです。

ホスピスボランティア募集

ホスピスボランティア募集について

バプテストホスピスボランティアは以下のような活動をおこなっています

ティーサービス

「温かいものをひさしぶりに飲んだわ」と喜んでいただくことの多いティーサービス。
もちろん、温かいものだけでなく、冷たいものもご用意しています。
珈琲や紅茶、ジュースやココア、煎茶、夏はかき氷など。
ご要望にできるだけお応えし、患者さんのお部屋にお届けします。
(日曜・祝日・お盆休み・年末年始以外 14:00~15:30)

お散歩やお話し相手、見守り、ベッドサイドの整理整頓など

“病室からお出かけしたい”患者さんを車椅子でお散歩にお連れします。患者さんやご家族が誰かとお話しされたいときには、お気軽にお声がけください。ご要望があれば、お花の水替えやベッドサイドも整理整頓します。
(ティーサービスのとき・または平日の午前中に不定期)

大人に向けた絵本の読み聞かせ

何冊かの本から患者さんにお好きな絵本を選んでいただきます。
ベッドサイドで読み始めるボランティアさんの声が、心地よくお部屋に響きます。人の声の力は大きくて、心地よいひびき。お部屋中に笑いがこぼれたり、お母さんとの思い出がふと蘇って涙されたり、そんな輝きのひとときです。
(月1~2回)

手作りの写真台紙

毎月、イベントで撮った写真やご家族との思い出の一枚を貼る写真台紙をボランティアさんに作っていただきます。季節感を盛り込んだ一枚一枚違う台紙は、「患者さんの喜ぶお顔が見たい」というお気持ちがあふれ、とても好評です。

絵手紙

毎月、ラウンジの入り口に掲示する絵手紙グループの楽遊会さんからいただく絵手紙。患者さんやご家族にお好きな絵手紙をお持ち帰りいただき、お便りに使っていただいています。

季節の飾りつけと絵画

患者さんに季節感を感じていただけるよう、毎月季節の飾りつけを行います。ひな祭り、イースター、端午の節句、七夕、祇園祭り、大文字の送り火、ハロウィン、クリスマスなどの季節の行事も大切にしています。行事の飾りは手作りのものも多く、廊下の絵画も季節感を味わっていただけるよう、毎月架け替えます。

癒しのチカラ

音楽療法のサポート

音楽療法士が、懐かしい昭和の歌や患者さんからリクエストされた思い出の曲を、歌にまつわるエピソードを交えながら歌います。ギターやフルート、ピアノの演奏が加わることも。コンサートでは、ナースと一緒にボランティアさんがベッド誘導のサポートを行います。体調の加減でラウンジに来られない方には、音楽療法士がお部屋を巡り、リクエストに応えます。
(毎週火曜・金曜15: 15~16:00)

歌のお届けや楽器によるコンサート

ルポゼさん、はーと♡さんによるミニコンサート。美しいハーモニーと演奏に心が和らぎます。
(毎月第1火曜、水曜 、約30分)

アロマセラピー

アロマセラピストが、手足等をゆっくりと時間をかけてマッサージやトリートメントを行います。
アロマの優しい香りに包まれながら、人の手のぬくもりにからだとこころが癒されます。
(月1回)

アートセラピー

アートセラピストの斉藤秀敏さんの目指すアートセラピーは、誰でもできて、作りながら五感を豊かに刺激するような時間。夏は、ちぎった和紙のにじみ絵を貼ってうちわにしたり、冬は紙粘土を敷き詰めた木箱に鈴や松ぼっくり、リボンを置いてクリスマスの飾りを作ったり、思わず笑顔がこぼれる時間です。
(年に数回)

お抹茶会

裏千家の先生がお部屋を巡って、お茶を点ててくださいます。先生がその日の朝に摘んで来られた季節の野花を籠に生けてご持参くださいます。その花々を見ると、患者さんのお顔がほころび、自然とお話が始まります。お抹茶の香り、お干菓子の上品な甘さを味わっていただけます。
(第2月曜日)

毎月のイベントや誕生日

季節のイベントや誕生日はにぎやかです。ドクターやナースが仮装し、飾りを持ってお部屋を巡り、みんなで歌を歌ったり、記念撮影したり。ボランティアさんも一緒に参加し、お手伝いします。

ベランダやラウンジのお花のお手入れ

ラウンジからは、四季折々咲くベランダの花々が眺められます。園芸療法士さんが、毎週手入れに来てくださいます。室内でも、様々な種類の観葉植物や蘭をボランティアさんの手によって育てています。
(毎週月曜15:00~園芸療法士のサポート、室内の植栽はティーサービスの前後)

ボランティアショートエッセイ

忘れがたい時間

ティーサービス参加者

夫を看取ったのがきっかけで、ホスピスボランティアに参加させていただくようになりました。
患者さんのリクエストに応じて飲み物をサービスしたり、お話し相手になったり、お散歩に付き添ったり。
活動を振り返ると、懐かしい面影が目に浮かびます。
手芸がお得意で、お喋りの合間も手を休めなかったAさん。編み物好きな田舎の母を彷彿とさせ、ついお部屋を訪れる回数が増えました。
コーヒーに添えるチョコレートやクッキーを楽しみに待っていらしたBさん。ケーキの匂いに鼻をクンクンさせていた甘党の夫を思い出しました。
コンサートのチケット代を振り込みたいと1階のコンビニまでご一緒したCさん。同じミュージシャンのファンと知り、お部屋に戻った後も音楽講義に花を咲かせました。
週1回2~3時間、ほんの束の間のふれあいですが、どれも忘れがたい大切な思い出です。
そしてそんな時間を積み重ねたことで、私自身も喪失を乗り越えられたような気がします。
これからもささやかながら「ご恩返し」をしていきたいと思います。

笑顔

アートセラピスト 斉藤 秀敏

ホスピス病棟で、アートセラピーをさせていただいております。
「アート」といっても決して難しいことをするわけではありません。どなたでも参加でき、作品のうまい下手は関係なく、自由に制作をしていく中で、例えば四季をより身近に感じられたり、五感が刺激されたりするような、そんなアートです。
例えば、春でしたら色粘土を団子に見立てる「花より団子アート」、夏は「うちわコラージュアート」等々、色々なテーマでしております。
患者さんの中には最初、「私にできるかな?」とおっしゃる方もおられますが、作っていく中でお顔が和らいだり、笑顔も出て、おひとりで2、3作品作られる方もおられます。
またご家族の方もご一緒に制作される場合もありますが、出来上がった作品はもちろん、作品を作る過程も思い出のひとつにして頂けたらと思っております。
アートには、色々な可能性があります。人と人を結んだり、また元気を与えてくれたり、そんなツールでもあります。たくさんの笑顔や癒しにつながればと願い、これからも活動を行っていきたいと思っております。

ホスピス病棟ベランダ花壇の癒し

園芸療法士 細谷 ゆみ

朝顔のツルが伸び、蕾も膨らみ始めた8月。
「何色の花が咲くのか楽しみやわ」。
花の手入れをしていた私に話しかけてきたAさん。
毎日開花を心待ちにしていると、花は待ち望む楽しみを与えてくれる。
「好きな花を植えたい」と体力を傾け植えて、余生を花と共に過ごしたBさん。
花は人生の最期の場に癒しをもたらす。
車いすで散歩中、華やかに咲くバラを眺め、「私にも満開を誇るバラの様に充実した時があった。命が果てるのも自然なこと」と迫る死を受けて入れたCさん。
花も精華を過ぎれば枯れていく命の営みがあることにわが身を重ねた。
花にはしずかな佇まいが発する人間へのメッセージがある。
ホスピス病棟で出逢う患者様から植物がもつ癒しの力を学ぶ。
多くの方々の協力で、ベランダの花が年中潤っていることに感謝する。
最近では「この種を蒔いてほしい」等のリクエストを頂き、参加型の花壇となってきた。
芽吹き成長していく花に喜びをもらう。
療養環境のオアシスとなるよう皆で慈しみたい。

虹の会

ホスピスご遺族自助の会「虹の会」はこちらから