ホスピスボランティア

ホスピスボランティア

ホスピスボランティア

ホスピス病棟では、傾聴、ティーサービス、お花のお手入れ、音楽療法、アロマセラピー、ドッグセラピー、アートセラピー、お抹茶会、生け花などの様々な ボランティア活動をしています。

2019年度 ホスピスボランティア募集についてはコチラ
※2018年度 ホスピスボランティア受付は終了しました。ありがとうございました。

このような活動をしています!(毎号のシャローム連載をこちらでも掲載中)

香りを通して…

アロマセラピスト 櫻井さくらい かづみ

ホスピスボランティア

アロマセラピーのボランティアでは、精油(アロマオイル)を使って15~30分程度の施術を行います。
心掛けるのは『一期一会』。短い時間ですが、”良い香り”と“タッチング”により、心地良く過ごしていただくことを大事にしています。

施術に欠かせない香りの選択ですが、多くの患者さんが「香りはおまかせで」と、おっしゃいます。
嗅覚が衰えている、気力が落ちて選ぶのもつらいと察することができます。
そのような時は、患者さんのご年齢、普段のご様子を参考に、経験と直感を加え想像力を膨らませて香りを選びます。

使用頻度の高いアロマオイルは、ラベンダー、ゼラニウム、グレープフルーツの順で、ベスト10に柑橘系が4種類入っています。
オレンジやレモンなど柑橘系の香りは植物になじみがあるだけでなく、香りを嗅いだ直後は心を軽く高揚させ、時間経過と共に穏やかに鎮静すると言われています。

これからも香りを通してささやかでも皆さんのお役に立ちたいと思います。
2008年から1人で始めたアロマセラピストも、今では5名。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

(シャロームNo.147掲載)

ホスピス病棟ベランダ花壇の癒し 

園芸療法士 細谷ほそや ゆみ

ホスピスボランティア

朝顔のツルが伸び蕾も膨らみ始めた8月。
「何色の花が咲くのか楽しみやわ」。
花の手入れをしていた私に話しかけてきたAさん。
毎日開花を心待ちにしていると。花は待ち望む楽しみを与えてくれる。

「好きな花を植えたい」と体力を傾け植えて余生を花と共に過ごしたBさん。
花は人生の最期の場に癒しをもたらす。

車いすで散歩中、華やかに咲くバラを眺め「私にも満開を誇るバラの様に充実した時があった。命が果てるのも自然なこと」と迫る死を受け入れたCさん。
花も精華を過ぎれば枯れていく命の営みがあることにわが身を重ねた。
花にはしずかな佇まいが発する人間へのメッセージがある。

ホスピス病棟で出逢う患者様から植物がもつ癒しの力を学ぶ。
2012年6月からボランテイアに参加して以来、多くの方々の協力でベランダの花が年中、潤っていることに感謝する。

最近では「この種をまいてほしい」等リクエストを頂き参加型の花壇となってきた。
芽吹き成長していく花に喜びをもらう。療養環境のオアシスとなるよう皆で慈しみたい。

(シャロームNo.148掲載)

笑顔

アートセラピスト 斉藤 秀敏さいとう ひでとし

ホスピスボランティアホスピスボランティア

ホスピス病棟で月に一度、アートセラピーをさせて頂いております。早いもので、始めてから約6年が経ちました。
「アート」といっても決して難しい事をする訳ではありません。患者さんどなたでも参加ができ、作品のうまい下手関係なく自由に制作をしていく中で、例えば四季をより身近に感じられたり、五感が刺激されたりするような、そんなアートです。
例えば、春でしたら色粘土を団子に見立てて作る「花より団子アート」、夏は、「うちわコラージュアート」等々、毎月色々なテーマでしております。

患者さんの中には「私には、できるかな?」と最初、おっしゃる方もおられますが、作っていく中でお顔が和らいだり笑顔も出て、お一人2、3作品を作られる方もおられます。

またご家族の方もご一緒に制作される場合もありますが、出来上がった作品はもちろん、作品を作る過程も思い出のひとつになって頂けたらと思っております。

アートには、色々な可能性があります。人と人を結びつけたり、また元気を与えてくれたり、そんなツールでもあります。たくさんの笑顔や癒しに繋がればと願い、これからも活動を行っていきたいと思っております。

(シャロームNo.149掲載)

忘れがたい時間

ホスピスボランティア 原田 美栄子はらだ みえこ

7年前に夫を看取ったのがきっかけで、ホスピスボランティアに参加させていただくようになりました。
患者さんのリクエストに応じて飲み物をサービスしたり、お話相手になったり、お散歩に付き添ったり。

5年間の活動を振り返ると、懐かしい面影が目に浮かびます。

手芸がお得意で、お喋りの合間も手を休めなかったAさん。編み物好きな田舎の母を彷彿とさせ、ついお部屋を訪ねる回数が増えました。
コーヒーに添えるチョコレートやクッキーを楽しみに待っていらしたBさん。ケーキの匂いに鼻をクンクンさせていた甘党の夫を思い出しました。
コンサートのチケット代を振り込みたいと1階のコンビニまでご一緒したCさん。同じミュージシャンのファンと知り、お部屋に戻った後も音楽談義に花を咲かせました。

週1回2〜3時間、ほんの束の間のふれあいですが、どれも忘れがたい大切な思い出です。
そしてそんな時間を積み重ねたことで、私自身も喪失を乗り越えられたような気がします。
これからもささやかながら「ご恩返し」をしていきたいと思います。

(シャロームNo.150掲載)

ホスピスご遺族自助の会「虹の会」