NICU(新生児集中治療室)とは、予定よりも早く産まれた赤ちゃんや小さく産まれた赤ちゃん、何らかの病気を持った赤ちゃんが治療を受ける場所であり、赤ちゃんが持つ「生きる力」を引き出し、手助けを行う場所です。全ての赤ちゃんの健やかな発育を願って、新生児医療に力を注いでいます。
当院のNICUは京都で最初の認可施設として1995年以来、地域における新生児医療の一翼を担ってきました。現在、年間の入院新生児数は約150例です。
「京都で生まれた全ての赤ちゃんが、等しく十分な医療を受けられるように」と願い、NICUスタッフが早産児や低出生体重児、重症児などの新生児治療と看護に取り組んでいます。
また、新生児には分娩前の母体管理も重要であるため、産科との連携による周産期管理にも力を入れています。
NICUは、人工呼吸器、新生児低体温療法、NO吸入療法、その他重症児の診断と治療に必要な機器を常備しています。また、NICUは産婦人科病棟と隣接しているため、お母さんが入院している間は、赤ちゃんの状況に合わせて、可能な限りタッチングや抱っこ、授乳など、赤ちゃんと触れ合っていただけるようにしています。
新生児期のスキンシップは、親子の愛着形成と赤ちゃんの心の発育にもプラスになると言われています。
NICUでは、ご両親と赤ちゃんのふれあいをとても大切にしています。お母さんやお父さんには、面会時に赤ちゃんを手のひらで優しく包み込むホールディングなどを行ってもらっています。
また、母乳育児支援にも力をいれています。お口から飲めない時期でも搾乳を綿棒で赤ちゃんの口にあげることができます。
長期入院になった赤ちゃんのママとスタッフの交換日記の記録です。NICUのスタッフは赤ちゃんとずっと一緒にいられないママの代わりに、愛情を持って赤ちゃんのケアをしています。
退院前に看護師がお家に訪問して赤ちゃんが快適に過ごせる環境などを考えたり、退院に向けたパンフレットを作成するなど、退院へ向けた支援にも力を入れています。
長期入院になった赤ちゃんのママとスタッフの交換日記の記録です。NICUのスタッフは赤ちゃんとずっと一緒にいられないママの代わりに、愛情を持って赤ちゃんのケアをしています。
退院前に看護師がお家に訪問して赤ちゃんが快適に過ごせる環境などを考えたり、退院に向けたパンフレットを作成するなど、退院へ向けた支援にも力を入れています。
※上記の内容は入院期間や赤ちゃんの状況に応じて行なっているものであり、全ての方に当てはまるものではありません。
NICUを卒業したら授乳や育児に慣れていけるよう、産科病棟で数日間の母児同室入院をしてもらうことができます。
退院しても安心して赤ちゃんと過ごしていただけるように、24時間助産師・看護師が見守り、授乳・育児のサポートをさせていただきます。