コンバインド検査

コンバインド検査

2021年5月より、外来でのコンバインド検査の取り扱いを始めます。

コンバインド検査とは?

コンバインド検査は、妊娠初期に行う胎児染色体異常のスクリーニング検査のことで、ヨーロッパでは約30年にわたり、NIPT(非侵襲的出生前遺伝学的検査)が普及した現在もfirst choiceとして妊婦健診に取り入れられている検査です。妊娠初期超音波検査も同時に行い、胎児自身にエコー上の異常がないかもあわせて確認します。

どんな人に適した検査ですか?

  高齢妊娠で胎児の染色体異常のリスクについて心配されている方や、34歳以下でも漠然とした不安がある方などには特によい適応があります。年齢からのリスク値ではなく、自分固有のリスク値を知ることができるので、NIPTや羊水検査をうけるかどうかの判断材料にもなります。

何を調べるの?

エコーで計測する首の後ろのむくみ(NT)と、採血で測定する胎盤から産生される2種類のホルモン値(hCG, PAPP-A)とを組み合わせ、胎児の染色体異常のリスクを算出します。
鼻骨の有無、静脈管血流のパターン、三尖弁逆流の有無、胎児心拍数も、胎児染色体異常のリスクを左右するマーカーとして知られています。コンバインド検査のリスク計算には反映されませんが、エコーの際にはこれらも計測し結果の解釈に取り入れ説明します。

結果がハイリスクであった場合は?

コンバインド検査の結果は、1:〇〇といった値で表示されます。21トリソミーでは1:220, 18トリソミーは1:100より高い確率であれば、ハイリスクとなります。
いずれかのリスク値が高くても、胎児が染色体異常であるということではありませんが、より精度の高い検査であるNIPTや診断的検査である羊水検査をうけるかどうか、外来にて相談させていただくことになります。

結果がローリスクであった場合は?

基本的には妊娠20週前後の胎児超音波外来で再度胎児の評価をさせていただくことになります。

Incidental findingsについて

超音波を行うときに、予期せずNT以外の胎児の異常が見つかる可能性があります。またNTの著明な肥厚を認める場合は、コンバインド検査ではなく直接羊水検査をお勧めすることもあります。

お問い合わせ

ご不明な点がございましたらご相談させていただきますので、外来受診時に担当医にお問い合わせください。検査は予約制ですので、事前の予約をお願いしています。 

↑ 妊娠12週 NT計測, 鼻骨

↑ 妊娠12週 静脈管血流

↑ 妊娠12週 三尖弁血流